初心者ガイド | 留学コラム
英語初心者でもフィリピン留学は大丈夫?必要な英語力と出発前の準備

「英語が全然できないけど、留学して大丈夫?」——結論から言うと、大丈夫です。セブ島留学に必要な英語力に、決まった最低ラインはありません。フィリピン(セブ島)留学は、日本人の初心者が最も多い留学スタイルのひとつです。ただし「何もしなくていい」わけではありません。この記事では、必要な英語力の考え方、初心者がつまずくポイント、期間別の到達イメージ、出発前にやっておくと効く準備を正直に書きます。
この記事でわかること
- セブ島留学に必要な英語力の結論(最低ラインの有無)
- 初心者がセブ島に向いている理由
- 「初心者」の中にも段階がある
- 初心者がつまずく3つのポイント
- 期間別の到達イメージ(初心者の場合)
目次
セブ島留学に必要な英語力は?
結論から言うと、セブ島留学に必要な英語力に「ここまでできないと申し込めない」という最低ラインは、一般的にはありません。多くの語学学校は、到着後のレベルチェック(レベル分けのテスト)の結果に合わせて、教材と授業の開始レベルを決める仕組みです。英語力が低いことは不合格の理由にはならず、「どこから始めるか」を決める材料になります。
ただし、最低ラインがないことと、準備しなくてよいことは別です。同じ4週間でも、中学文法の土台がある人と、土台がない人では、授業で扱える内容の深さが変わります。必要な英語力を「申込みの条件」ではなく「到達点を決める出発点」として捉えるのが正確です。
| 現在の英語力の目安 | 留学の始め方 | 最初に効く準備 |
|---|---|---|
| 中学英語をほぼ忘れている(簡単な文を作るのに時間がかかる) | 文法の土台づくりを含むコースから開始する | 中学文法の復習が最も効果が大きい |
| 文法は読めば分かるが、口から出てこない | マンツーマンで発話量を増やす設計が中心になる | 自己紹介など「自分のこと」を話す練習 |
| 旅行英語なら単語と身振りで切り抜けられる | 正確さと表現の幅を広げる段階から開始できる | 基礎単語の上積みと、理由・感想まで言う練習 |
英検やTOEICのスコアは、申込みの必須条件として求められることは一般的にはありません。スコアを持っている場合は現在地の目安として学校選びの相談材料になりますが、スコアの有無で留学できるかどうかが決まるわけではありません。具体的な受入条件は学校ごとに異なるため、気になる学校がある場合は申込み前に確認してください。
初心者がセブ島に向いている理由
マンツーマンだから周りの目がない
グループ授業だと「みんなの前で間違えるのが恥ずかしい」が最大の壁になります。マンツーマンなら、先生と2人だけ。間違えても誰にも聞かれません。
先生が初心者に慣れている
フィリピンの語学学校の先生は、日本人や韓国人の初心者を教え続けてきたプロです。「英語が出てこない生徒」への対応に慣れており、ジェスチャーや簡単な単語で引き出してくれます。
費用が抑えやすく、期間を調整しやすい
欧米留学に比べ費用が低く、最短1週間から始められます。「まず4週間試す」ができるのは初心者にとって大きな利点です。4週間の総額の目安は約27万円〜です(目安・提携校の確定料金ではありません。総額は学校・コース・部屋タイプで変わります)。項目別の内訳はセブ島留学の費用まとめで確認できます。
「初心者」の中にも段階がある
一口に初心者と言っても、スタート地点は人によって違います。自分の現在地を知ることが、期間とコースを決める出発点になります。
| 現在の状態 | 目安 | 留学での進み方 |
|---|---|---|
| 中学文法をほぼ忘れている | 簡単な文も作るのに時間がかかる | 文法の土台づくりから始める。準備の効果が最も大きい |
| 文法は分かるが話せない | 読めば分かるが、口から出てこない | 最も伸びやすい段階。発話量を増やす設計が効く |
| 旅行英語なら何とかなる | 単語と身振りで切り抜けられる | 正確さと表現の幅を広げる段階 |
どの段階でも留学自体は可能ですが、「準備で何をやるか」は段階で変わります。
初心者がつまずく3つのポイント
1. 文法の土台がないと会話が伸びない
「会話だけやれば話せるようになる」は半分間違いです。中学文法の土台がないと、表現が丸暗記止まりになります。逆に言うと、出発前に中学文法を一周しておくだけで、現地の授業の吸収率は大きく変わります。
2. 単語量が足りず、言いたいことが出てこない
授業で一番悔しいのはこの瞬間です。単語は留学中も増やせますが、出発前に土台があると伸び方が変わります。目安として、基礎単語1,000語レベルが「授業で言いたいことの骨格が作れる」ラインです。
3. 最初の1週間で心が折れそうになる
「全然聞き取れない」「言えない」が普通です。ここで「自分はダメだ」と判断しないこと。多くの人が同じ壁を通ります。対策は心構えよりも設計で、最初の週はコマ数を欲張らず、慣れることを優先する配分にしておくことです。
期間別の到達イメージ(初心者の場合)
あくまで目安であり、個人差があります。「保証」ではなく、計画を立てるための物差しとして見てください。
| 期間 | 到達イメージの目安 |
|---|---|
| 1〜2週間 | マンツーマンの形式に慣れる。自己紹介や身近な話題なら、短い文でやり取りできる感覚を掴む |
| 4週間 | 日常の定型的なやり取り(買い物・注文・道案内など)を、辞書に頼りきらずにこなせる場面が増える |
| 8週間 | 身近な話題について、理由や感想を含めて話せる範囲が広がる。聞き返し方など「会話を続ける技術」が身につく |
| 12週間 | 文法の土台と単語量が積み上がり、表現の正確さが上がる。次の目標(試験対策・ワーホリ等)を具体化できる段階 |
初心者が「英語で生活する感覚」を掴むには、最低でも4週間は見ておきたいところです。1〜2週間でもマンツーマンの経験は得られますが、伸びを実感しやすいのは4週間以降です。予算と休みの都合に合わせて設計しましょう。
到達イメージを場面で言うと、4週間では「買い物でサイズや色を伝える」「メニューを見て注文する」「体調が悪いことを先生に伝える」といった、毎日繰り返す定型の場面で困ることが減っていきます。8週間では、週末の過ごし方や日本の学校・仕事のことを、理由や感想を添えて先生と話せる場面が増えます。逆に、どの期間でも「ネイティブと同じ速さで聞き取る」「込み入った交渉をする」までは一般的に届きません。到達イメージは上限ではなく、次に伸ばす場所を見つけるための目安として使ってください。

自分の今の英語力だと、何週間でどこまで届くか。費用の内訳とあわせて、無料相談で具体的に確認できます。
LINEで無料相談する出発前にやっておくと効く準備
- 中学文法の復習(特に時制、疑問文、比較)
- 基礎単語1,000語レベルのインプット
- 自分のことを話す練習(自己紹介、趣味、仕事や学校のこと)
- 英語の音に慣れる(短い動画や音声を毎日聞く)
完璧にする必要はありません。「ゼロではない状態」で行くことが大切です。
出発前4週間の準備プラン(例)
| 時期 | やること | 1日の目安 |
|---|---|---|
| 4週間前〜3週間前 | 中学文法の参考書を一周(時制・疑問文を優先) | 30分 |
| 3週間前〜2週間前 | 基礎単語のインプット開始。文法は2周目 | 30〜45分 |
| 2週間前〜1週間前 | 自己紹介と身近な話題を「話す」練習に切り替える | 30分 |
| 1週間前〜出発 | 英語の音声を毎日聞く。準備の追い込みより体調と手続きを優先 | 15〜30分 |
ポイントは、直前に詰め込むのではなく、文法→単語→話す練習の順に層を重ねることです。最後の1週間は入国手続きや持ち物の準備と重なるため、学習量は落として構いません。準備の全体像は留学前の英語準備の記事でも整理しています。
最初の1週間を乗り切る「聞き返し」フレーズ
初心者の最初の壁は、語彙よりも「聞き取れなかったときに会話を止めずに戻す方法が分からない」ことです。次のフレーズは、授業でも日常生活でもそのまま使えます。出発前に声に出して覚えておくと、最初の1週間の心理的な負担が下がります。
| フレーズ | 意味・使う場面 |
|---|---|
| Could you say that again? | もう一度言ってもらえますか(聞き取れなかったとき) |
| Please speak slowly. | ゆっくり話してください |
| What does “〜” mean? | 「〜」はどういう意味ですか(分からない単語を聞く) |
| How do you say “〜” in English? | 「〜」は英語で何と言いますか(言いたい言葉が出ないとき) |
| Let me think. | 少し考えさせてください(答える時間を稼ぐとき) |
聞き返すことは失礼ではありません。むしろ、分かったふりをして進むほうが、授業の密度を下げます。先生は聞き返されることに慣れているので、遠慮なく使うのが上達の近道です。

初心者向けのコース・コマ数の目安
初心者のコマ数は、1日4〜6コマが無理のない範囲です。これより多いと、予習・復習が回らずに疲労だけが溜まります。逆に少なすぎると、現地にいる時間の密度が下がります。
- マンツーマン中心のコースを選ぶ(周りの目を気にせず進める)
- 文法を扱う授業が含まれるか確認する(会話だけでは土台が作れない)
- 日本人スタッフのサポート体制を確認する(生活面の不安を相談できる窓口があると、勉強に集中できる)
初心者の1日の流れ(5コマの場合の例)
初心者の1日は、授業・食事・自習・休憩のリズムで進みます。以下は1日5コマのマンツーマン中心コースの例です。学校やコースによって時間割は異なりますが、「授業と授業の間に、その日の復習を挟む余白があるか」が、コマ数選びの判断材料になります。
| 時間帯の例 | 内容 |
|---|---|
| 午前 | マンツーマン授業2〜3コマ(文法・会話)。前日の復習から始まることが多い |
| 昼 | 昼食と休憩。寮併設の学校では食堂で食事が提供される場合が多い |
| 午後 | マンツーマン授業2コマほど。午前に出た「言えなかった言葉」をここで使う |
| 夕方〜夜 | その日の単語メモの整理と翌日の予習(30分程度)。残りは自由時間 |
ポイントは、授業の合間に「言えなかった言葉をメモし、次の授業で使う」回転を1日の中で完結させることです。コマ数を増やすより、この回転が回る余白を残すほうが、初心者には効きます。
逆に、出発前にやらなくていいこと
準備の時間は限られています。初心者の段階では、次のようなものは優先順位が下がります。
- 難しい文法書や大学受験レベルの文法問題:土台づくりには中学範囲で十分です
- TOEICなどの試験問題集:試験が目的でない限り、出発前の貴重な時間を発話の土台に使うほうが効きます
- 発音の完璧主義:細部の矯正は現地のマンツーマンで直すほうが速いです
- 長文読解のトレーニング:現地の授業は会話中心です。読む訓練より「文を作る・単語を増やす」が先です
準備の原則は「現地で伸ばしにくいもの(文法の土台・単語量)を先に、日本でも現地でも差が出ないものは後回し」です。何をやるかと同じくらい、何をやらないかを決めることが、限られた準備期間では重要になります。
よくある失敗と回避策
- 準備ゼロで出発した:授業の密度が高い分、土台の有無で吸収率に差が出ます。出発前4週間の準備が最もコスパの良い投資です
- 最初からコマ数を最大にした:疲れて授業が受け身になります。慣れるまでは4〜6コマが目安です
- 日本人同士で固まって過ごした:安心感はありますが、英語を使う時間が減ります。ルームメイトの国籍やEOP(母国語禁止)の運用も学校選びの材料にしてください
- 1週間で「伸びない」と判断した:初心者の伸びは2週目以降に実感しやすいものです。期間の設計段階で、最低4週間を目安に検討しましょう
出発前の最終チェックリスト
出発が近づいたら、英語の準備と渡航の準備を分けて確認してください。英語は「ゼロではない状態」になっていれば十分で、最後の1週間は手続きと体調を優先します。
- 中学文法の参考書を一周した(時制・疑問文・比較は声に出して言える)
- 自己紹介を1分程度、英語で言える(名前・学校や仕事・趣味・留学の目的)
- 聞き返しフレーズを5つ覚えた(聞き取れないときに会話を戻せる)
- 基礎単語の学習を継続中(完璧でなくてよい。現地でも続ける前提でよい)
- パスポートの有効期限と、フィリピンの入国条件を公式情報で確認した(「知らなかった」で飛行機に乗れないケースがあるため、出発直前ではなく余裕を持って確認する)
- 学校の開始日・集合場所・初日の流れを手配内容で確認した
入国条件や必要書類は変更されることがあります。具体的な条件は、航空会社や在日フィリピン大使館などの公式情報を確認し、不明点は申込み前に相談してください。
よくある質問
Q. 本当に全く話せなくても授業についていけますか?
ついていけます。マンツーマン授業は生徒のレベルに合わせて進み、先生は初心者の対応に慣れています。ただし、出発前に中学文法と基礎単語の準備をしておくと、同じ期間でも到達点が変わります。

Q. レベルチェック(レベル分けテスト)とは何ですか?結果が悪いと落とされますか?
落とされることはありません。レベルチェックは、多くの学校で到着後または初日に行う、現在地を確認するためのテストです。結果は合否ではなく、教材のレベルと授業の開始点を決めるために使われます。点数が低くても、それは「基礎から始める」という意味でしかありません。むしろ、実力より高いクラスに入るほうが授業が受け身になりやすいため、正直に受けることが大切です。
Q. 英語ができないと、現地の生活で困りませんか?
生活の中心は学校と寮で完結する学校が多く、食事や洗濯などの日常は仕組みの中で回ります。買い物や移動などの外出時は、この記事の聞き返しフレーズと定型表現で対応できる場面がほとんどです。体調不良などの困りごとは、日本人スタッフが在籍する学校であれば日本語で相談できる体制があります。在籍の有無は学校ごとに異なるため、不安が大きい場合は申込み前に確認してください。
Q. 日本人スタッフがいる学校のほうが安心ですか?
初めての海外生活で不安が大きい場合は、安心材料になります。特に体調不良やトラブル時に日本語で相談できる体制は大きいです。一方で、英語環境の密度とは別の話なので、「日本語に逃げすぎない生活設計」とセットで考えてください。
Q. 先にオンライン英会話で慣れてから行くべきですか?
必須ではありませんが、「英語を話すことへの抵抗」を下げておく効果はあります。出発前の準備として文法と単語を優先し、余裕があればオンライン英会話で「話す経験」を積む、という順番がおすすめです。
Q. 初心者は何週間から申し込むのがおすすめですか?
目安は4週間です。1〜2週間は「体験」としては有効ですが、伸びの実感は4週間以降に出やすいためです。休みと予算の都合で4週間が難しい場合は、2週間+帰国後の学習計画とセットで設計する方法もあります。
Q. 留学中に単語はどうやって増やせばいいですか?
授業で「言えなかった言葉」をその日のうちにメモし、翌日の授業で使う、という回転が最も定着します。単語帳を別途回すより、自分の発話に紐づいた単語から増やすほうが、使える形で身につきます。
Q. 社会人で年齢が高めでも、初心者として浮きませんか?
浮くことはありません。セブ島の学校には大学生から社会人、リタイア層まで幅広い年代が在籍し、授業はマンツーマン中心のため、周囲のレベルや年齢を気にせず自分のペースで進められます。むしろ目的が明確な社会人ほど、短期間でも設計通りに進めやすい傾向があります。
まとめ
英語初心者こそ、マンツーマン中心のセブ島留学は選択肢になります。出発前の小さな準備が、現地での伸びを大きく変えます。「自分の英語力でどの学校・期間が合うか」を知りたい方は、公式LINEの無料相談でお聞きください。
この記事のまとめ
- 英語初心者こそ、マンツーマン中心のセブ島留学は選択肢になります。
- 出発前の小さな準備が、現地での伸びを大きく変えます。
- 「自分の英語力でどの学校・期間が合うか」を知りたい方は、公式LINEの無料相談でお聞きください。
(本記事の内容は公開情報をもとにした目安です。最新情報は公式LINEの無料相談でご確認ください)
参照元
本記事で扱った「必要な英語力の目安・レベル感」「出発前の準備」については、以下の公的・公式情報を参照しています。いずれも2026年11月7日に内容を確認しました。
- 公益財団法人 日本英語検定協会「英検Can-doリスト タスク例」:英検の各級で求められる英語力のタスク例と、CEFRレベルごとの特徴(同協会は中学校卒業段階でCEFR A1=英検3級、高等学校卒業段階でCEFR B1=英検2級を推奨レベルと案内しています)。本文で「英検などのスコアは現在地の目安になる」とした際の根拠です。(確認日:2026年11月7日)
- Council of Europe(欧州評議会)「The CEFR Levels」:CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)がA1〜C2の6段階で語学力を定義し、各レベルを「できること(can-do)」で記述していることの公式解説。本文のレベル感(段階ごとの到達イメージ)の考え方の土台です。(確認日:2026年11月7日)
- 独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)海外留学情報サイト「はじめての留学」:留学の目的の整理、学校選び、費用の準備(学費・生活費・渡航関係費の区分)など、出発前に確認すべき一般情報。本文の「出発前の準備」の進め方の参考です。(確認日:2026年11月7日)
- 外務省 海外安全ホームページ「危険情報詳細(フィリピン)」:フィリピンの地域別の危険レベルと渡航・滞在に当たっての注意(セブ島を含む中部ビサヤ地域の記述を含みます)。本文の最終チェックリストで「公式情報で確認する」とした際の確認先のひとつです。(確認日:2026年11月7日)
年齢や立場に合わせたプランの進め方は、無料相談でご案内します。
LINEで無料相談する