学校・コース | IELTS対策

IELTS対策でフィリピン留学|試験対策コースがある学校の特徴

試験の解答用紙に鉛筆で記入する受験者の手元と、時間を確認するための腕時計が写るテスト勉強の風景

IELTSは4技能すべてが採点対象で、とくにスピーキングとライティングは独学での改善が難しい試験です。マンツーマン授業で模擬面接と添削を毎日積めるフィリピン留学とは相性が良い一方、IELTSコースの質は学校による差が大きいのが実情です。「コースがあるか」ではなく、中身を5つの項目で見極めることが結論です。

この記事でわかること

  • IELTSの形式とスコア(数字で把握する)
  • AcademicとGeneral Trainingの選び分け
  • コンピューター形式とペーパー形式の違い
  • フィリピン(セブ)でIELTS対策をする理由
  • 点数保証コースの条件の読み解き方
  • 「IELTSコースがある学校」の見分け方5項目

IELTSの形式とスコア(数字で把握する)

技能時間内容
リスニング約30分40問。会話とモノローグを聞いて回答
リーディング60分40問。長文読解
ライティング60分2題(Task 1は150語以上、Task 2は250語以上)
スピーキング11〜14分試験官と1対1の面接形式(3パート)

リスニング・リーディング・ライティングは同日に続けて実施され、合計で約2時間45分です。スピーキングは別枠で実施される場合があります。

スコアは技能ごとと総合(オーバーオール)が0〜9のバンドスコアで、0.5刻み。合否はなく、有効期限は一般に2年とされています。

オーバーオールは、4技能のバンドスコアの平均を、最も近い0.5刻みに丸めたものです。たとえば技能別に6.0/6.5/5.5/6.0なら平均は6.0で、オーバーオールも6.0になります。この計算方法を知っておくと、「あとどの技能を0.5上げればオーバーオールが動くか」が逆算できます。平均の端数の出方によっては、1技能の0.5アップがオーバーオールの0.5アップに直結する場合もあれば、届かない場合もあります。模試の結果を見るときは、オーバーオールの数字だけでなく、4技能の内訳と平均の位置まで確認する習慣をつけてください。

バンドの水準感をつかんでおくと、目標設定が現実的になります。公式の水準説明では、バンド6.0は「不正確さはあるものの、概して効果的に英語を使える」レベル、7.0は「良好な運用能力」のレベルとされています。海外大学の入学条件では6.0〜6.5、大学院や難関校では7.0前後を求める例が多く、自分の現在地との差を測ることが計画の出発点です。

もう一つ、見落としやすいのが「技能ごとの最低スコア」です。提出先の要件は、オーバーオール(総合)だけでなく、「各技能5.5以上」のように技能別の下限をセットで課す場合があります。オーバーオールが目標に届いても、ライティングだけが下限を割れば要件を満たしません。対策の配分は、総合点ではなく「最も低い技能」を基準に考える必要があります。

なお、リスニングとリーディングは正解数をもとにバンドスコアへ換算されますが、換算の目安はAcademicとGeneral Trainingでリーディングの基準が異なります。模試の自己採点で「あと何問で次のバンドか」を把握するときは、自分のモジュールに合った換算表で確認してください。

目標バンドの目安(用途別)

用途求められることが多い水準の例
海外大学への進学オーバーオール6.0〜6.5
大学院・難関校7.0前後
移住・就労ビザの申請提出先の制度により異なる(General Training)

あくまで例であり、実際の条件は提出先ごとに異なります。最初に提出先の要件(オーバーオールだけでなく、技能ごとの最低スコアの有無)を確認することが、すべての計画の前提です。

AcademicとGeneral Trainingの選び分け

  • Academic:海外大学・大学院への進学、専門職の登録など
  • General Training:移住や就労ビザの申請、ワーホリ後の海外就労など

リーディングとライティングの出題が異なるため、取り違えると対策が無駄になります。「とりあえずAcademic」ではなく、提出先の要件を確認してから選んでください。点数保証コースでも、目標5.5/6.0/6.5/7.0といった段階に分かれ、それぞれ入口スコアの条件があるのが一般的です。

関連して、英国のビザ申請では「IELTS for UKVI」という別区分の受験が求められる場合があります。通常のIELTSのスコアがそのまま使えるかどうかは、申請するビザの種類によって変わります。英国への進学・移住が目的の場合は、モジュールの選択とあわせて、UKVI区分が必要かどうかを提出先・申請先の公式案内で必ず確認してください。通常のテストセンターではUKVIが実施されていないこともあり、受験地の選択に影響します。

また、一部の国・会場では、4技能を受け直さずに1技能だけを再受験できる「One Skill Retake」の仕組みが用意されています。初回の受験から一定期間内に限るなどの条件があり、提出先が再受験のスコアを受け付けるかどうかも含めて確認が必要です。「1技能だけ下限を割った」という場合の選択肢として存在は知っておき、使えるかどうかは公式案内と提出先の要件で判断してください。

コンピューター形式とペーパー形式

フィリピンではコンピューター形式の実施が中心になりつつあります。両形式の違いは出題内容ではなく、解答の方法です。

  • コンピューター形式:画面上で解答。ライティングはタイプ入力で、語数のカウントがしやすい。実施日程の選択肢が多い傾向
  • ペーパー形式:紙に記入。ライティングは手書きで、字数管理と字の読みやすさも実力のうち

タイピングが苦手な人は、形式の違いがそのままスコアの差になり得ます。どちらの形式で受けるかを早めに決め、その形式に寄せて模試を受けてください。

結果が返るまでの早さにも違いがあります。公式案内では、コンピューター形式は受験後おおよそ数日以内、ペーパー形式は受験後13日が目安とされることが多く、提出期限が迫っている場合は形式の選択がそのまま日程の余裕に影響します。具体的な日数は会場と時期で変わるため、申込時点で公式案内を確認してください。留学中に現地で受験する場合は、「受験日」だけでなく「結果が出る日」まで含めて帰国日と照らし合わせることが重要です。

フィリピン(セブ)でIELTS対策をする理由

  • スピーキング:本番と同じ1対1形式の練習を、マンツーマンで毎日繰り返せる
  • ライティング:書いた答案への添削量を確保できる(独学の最大のボトルネック)。なお、ライティングはTask 2の方が評価の比重が大きいとされており、エッセイの型を先に固めるのが効率的
  • 現地受験:セブ市内にはIDPとブリティッシュ・カウンシルの公式テスト会場があり、受験料は14,470ペソが目安(時期により変動)。フィリピンではコンピューター形式の実施が中心になりつつあるため、本番形式に慣れておく意味でも、留学の総仕上げとして現地で受けて帰る設計ができる
  • 費用:試験対策コースでも総額は一般留学と大きく変わらず、4週間で25万〜45万円が目安。なお、当サービスの標準的な目安は『4週間 ¥248,000〜』です(目安・提携校の確定料金ではありません)

日本でIELTS対策をしようとすると、スピーキングの練習相手とライティングの添削者を、自分で探して確保し続ける必要があります。フィリピン留学の価値は、この「相手と添削の確保」を、授業の仕組みとして毎日自動で回せる点にあります。逆に、リスニングとリーディングは教材と音源があれば独学でも進められる技能です。留学の授業時間をどの技能に寄せるかが、費用対効果を分けます。マンツーマン授業の配分の考え方は、マンツーマン授業は本当に伸びる?グループ授業との違いとコマ数の目安でも詳しく整理しています。

技能別・伸び悩みの原因と対策

IELTS対策は、技能ごとに「詰まる理由」が違います。原因が違えば、独学で済む部分と、留学の授業を使うべき部分も変わります。技能別に整理します。

リスニング:聞き取れないのではなく、処理が追いつかない

リスニングの伸び悩みは、単語を知らないことよりも、設問を先読みする時間配分と、聞きながらメモを取る処理が追いつかないことが原因になりやすい技能です。Part 3・Part 4のような長い音源では、1問の取りこぼしを引きずると連鎖的に落とします。独学では「聞き直しを前提にしない」1回再生の演習と、間違えた問題のスクリプト精読が有効です。留学中は、マンツーマンで「なぜその答えになるのか」の根拠を音源と照らして確認する使い方が向いています。

リーディング:語彙より先に、時間配分と解法の問題

リーディングは60分で40問、長文3題を処理する時間勝負の技能です。全文を精読していたら時間が足りなくなる設計のため、設問タイプごと(True/False/Not Given、見出しマッチング、空欄補充など)の解き方を先に固め、パラグラフ単位で「読む場所」を判断する訓練が要ります。独学で型を覚えることは可能ですが、自分の誤答パターン(Not Givenと判断すべき問題をFalseにしてしまう、など)を指摘してもらうと修正が速くなります。

ライティング:採点基準を知らないまま書いている

ライティングは、英語力以前に「採点基準に沿って書けているか」で差がつく技能です。Task 1は図表の読み取りと要約の型、Task 2は意見の表明・段落構成・語彙の幅が評価対象になります。自分では「書けた」と思っても、段落構成や課題への回答の仕方で減点されているケースが多く、これは独学では気づきにくい部分です。だからこそ、答案を第三者に添削してもらう回数がそのまま対策の量になります。添削を受けたら、指摘を直した「書き直し」まで行うこと。添削だけで終わらせると、同じ型の減点が繰り返されます。

スピーキング:流暢さは、練習の回数でしか作れない

スピーキングは、知識ではなく反復で伸びる技能です。Part 1の日常的な質問、Part 2の1〜2分のスピーチ、Part 3の抽象的な議論と、パートごとに求められる話し方が変わります。独学では自分の回答を録音して聞き返す方法がありますが、「文法の誤りに気づけない」「表現の幅が広がらない」という限界があります。本番と同じ1対1の面接形式で、試験官役の講師から質問を受け続ける練習は、留学のマンツーマン授業が最も活きる場面です。回答の丸暗記は、Part 3の深掘り質問で崩れるため、型を覚えて中身はその場で組み立てる訓練をしてください。

点数保証コースの条件を読み解く

点数保証コースはIELTSにもあります。TOEICと同様に、12週間の受講や出席率などの条件を満たした場合に、目標に届かなければ授業料免除で延長できる仕組みが一般的です。ただし「保証」の中身は学校ごとに異なるため、契約前に次の点を確認してください。

確認項目見るべきポイント
入口スコア目標ごとに最低限の現在スコアが設定されているか
受講期間12週間など、最低期間の指定があるか
出席・模試の条件出席率や模試受験が保証の条件になっていないか
免除の範囲対象は授業料のみか。延長分の寮費・現地費用は自己負担が一般的
未達時の扱い延長は自動か申請制か、延長できる期間の上限

保証の対象は授業料であり、延長分の寮費・現地費用は自己負担になる点もTOEICと同様です。「保証があるから安心」ではなく、条件を満たし続けられる生活設計(出席できる体調管理、模試を受け続ける前提)まで含めて判断してください。

なお、留学生のミカタは学校から紹介料を受け取る立場にあります。そのため、この記事では特定の学校を「おすすめ」として順位づけはしません。点数保証コースの有無や条件は、学校選びの一要素として、ご自身の現在地と期限に照らして判断してください。

「IELTSコースがある学校」の見分け方5項目

  • IELTS専任の講師がいるか(一般英語講師の兼任だけではないか)
  • 定期的な模試と、バンドスコア換算でのフィードバックがあるか
  • ライティング添削の量と、提出から返却までのサイクル(週に何本書かせ、どれくらいで返るか)
  • 入口スコアの目安が設定されているか(基礎が不足する場合は、一般コースからの開始を提案してくれるか)
  • 公式テストの申込サポートや、点数保証コースの有無と条件

5項目に共通するのは、「コースの名称ではなく、運用の中身で判断する」という視点です。パンフレットにIELTSコースと書かれていても、専任講師がいなければ一般英語の教材をIELTS用に読み替えているだけ、ということもあり得ます。逆に、規模の小さい学校でも、模試と添削のサイクルが設計されていれば対策としては機能します。

学校のタイプごとにも、向き不向きがあります。代表的なタイプを整理すると、次のようになります。

学校のタイプ特徴向いている人注意点
公式テストセンター併設型校内や近隣で公式試験を受けられる。模試の運用も本番形式に寄せやすい留学の総仕上げに現地受験をしたい人受験日程は学校都合ではなく公式日程に縛られる。申込締切の確認が必須
スパルタ管理型義務自習・単語テスト・外出制限などで学習時間を管理する自分で学習リズムを作るのが苦手な人、期限が決まっている人管理の負荷が高い。体調管理を含め、続けられる設計かどうかが前提
セミスパルタ・柔軟型授業は集中型だが、放課後の自由度が高い自習の進め方を自分で決めたい中級以上の人自由度の高さは、サボっても止められないことと裏表。模試の頻度を要確認
小規模・アットホーム型生徒数が少なく、講師との距離が近い大規模校の流れに乗るのが不安な人IELTS専任講師の人数や模試の運用が薄い場合がある。5項目での確認がより重要

学校全体の選び方の基準(立地、規模、ルールの厳しさなど)は、費用や期間の条件とあわせて検討する必要があります。国籍比率が気になる場合は、日本人が少ない学校は本当におすすめ?国籍比率の考え方も判断材料にしてください。

受験までの進め方(逆算の例)

期間配分は、提出期限から逆算して決めます。たとえば半年後にスコアの提出が必要な場合、「最初の4〜8週間で基礎固め、次の8〜12週間で試験対策コースに集中し、最後に模試と現地受験」という配分が一つの型です。逆に期限まで3か月を切っているなら、基礎固めを自習で並行させ、最初から試験対策コースに絞る判断もあり得ます。大事なのは、週単位で「いま何を伸ばす期間か」が決まっていることです。何となく一般英語と試験対策を並行し続けるのが、最も避けたい配分です。

ケース別の配分の考え方

  • 現在地が目標と大きく離れている場合:基礎固めの一般コースを前半に置き、試験対策は後半に集中。最初からIELTSコースに入っても、教材の難度に追いつけず効率が落ちます
  • 現在地が目標まであと少しの場合:最初からIELTSコースに絞り、模試と添削の回数で押し切る。ライティングとスピーキングにコマを寄せる配分が有効です
  • 期限が迫っている場合:受験日を先に押さえ、残り期間を「模試→弱点補強」の反復に使う。新しい教材に手を広げないことが重要です

出発から受験までのタイムライン(半年計画の例)

時期やること
出発の半年前提出先の要件を確認する(モジュール、オーバーオール、技能別最低スコア、提出期限)。模試やレベルチェックで現在地を測る
出発の3〜4か月前学校とコースを決める。点数保証コースを検討する場合は、入口スコアと条件を書面で確認する。日本でできる基礎学習(単語・文法)を始める
留学前半基礎固めが中心。週単位で4技能の進み具合を確認し、後半の配分を調整する
留学後半試験対策コースに集中。模試を定期的に受け、結果を翌週の授業配分に反映する。ライティング添削の本数を確保する
帰国の2〜4週間前現地の公式試験を受験する。受験形式(コンピューター/ペーパー)と結果発表の目安日を、帰国日と照らして先に決めておく
帰国後結果を確認し、提出手続きを行う。要件に届かなかった場合は、再受験の日程と、One Skill Retakeが使えるかを公式案内で確認する

申込から渡航までの手続き全体の流れは、セブ留学の申込手順で別途整理しています。IELTS対策の計画は、この全体の流れの中に「受験日」という固定点を置くことから逆算してください。

費用の考え方(IELTSコースの内訳)

IELTSコースの費用は、一般英語コースと大きくは変わりません。前述のとおり、4週間で25万〜45万円が総額の目安です(学校・コース・部屋タイプで変動する目安であり、確定料金ではありません)。ただし、試験対策ならではの追加項目があるため、内訳で確認することが重要です。

費用の項目IELTS対策で確認すべき点
授業料IELTSコースは一般コースより高めに設定されている学校がある。点数保証コースはさらに条件とセットで確認する
滞在費・食費部屋タイプで変動する。長期になるほど総額への影響が大きい
教材費IELTS専用教材の費用が授業料に含まれるか、別途購入か
公式試験の受験料現地受験する場合に必要。セブでは14,470ペソが目安(時期により変動)。保証コースに受験料が含まれる場合もあるため、契約内容で確認する
現地費用SSP(特別就学許可)、教材費、寮の保証金など。現地で支払うものもある
渡航費・保険航空券と海外旅行保険は、学校費用とは別にかかるのが一般的

費用の総額の考え方や、見積もりで確認すべき項目は、セブ島留学の費用まとめに詳しく整理しています。IELTSコースを選ぶときも、「総額がいくらか」だけでなく「受験料と教材費が含まれるか」まで含めて比較してください。

留学生のミカタでは、お客様からの手数料は0円です(収益は学校からの紹介料です)。費用のご案内は、学校と期間が決まった段階で、項目ごとの内訳を開示してお出しします。

期間の考え方

IELTSは4技能が均等に効くため、1つの技能の弱さが総合スコアを引き下げます。まず模試やレベルチェックで4技能それぞれの現在地を測り、授業の総量(コマ数×週数)で期間を逆算してください。とくにライティングとスピーキングは「添削と反復の回数」がものを言う技能で、短期詰め込みよりも、毎日のマンツーマンで回数を積む設計が向いています。有効期限が2年のため、進学や申請のタイミングから逆算して「いつ受験するか」を先に決めることも重要です。

期間の設計で迷う場合は、「目標までの差」と「弱点の技能数」で考えてください。差が小さく弱点が1〜2技能に絞れる場合は短期集中でも設計が立ちますが、差が大きく4技能すべてに課題がある場合は、基礎固めの期間を含めた中長期の計画が必要です。3か月以上の期間設計の考え方は、3ヶ月・半年でフィリピン留学も参考にしてください。

IELTSコースの1日のスケジュール例

IELTSコースの1日は、一般コースよりも「測る→直す」の循環が濃く組み込まれているのが特徴です。学校によって構成は異なりますが、代表的な1日の組み立ては次のようなイメージです(あくまで構成例であり、特定の学校の時間割ではありません)。

時間帯内容の例
朝(授業前)単語テストや前日の課題の確認。学校によっては朝の義務学習が設定される
午前マンツーマン授業(ライティング添削、スピーキング模擬面接など、弱点技能を中心に配置)
午後グループ授業(リーディング・リスニングの解法演習など)とマンツーマンの継続
夕方〜夜義務自習・課題。ライティングの答案作成はこの時間にまとめて行うことが多い
週末模試を実施する学校が多い。結果は翌週の授業配分の見直しに使う

この構成で重要なのは、模試が「受けっぱなし」になっていないことです。模試の結果が翌週のコマ配分や課題に反映される運用かどうかは、見分け方5項目の2つ目(定期的な模試とフィードバック)そのものです。申込前に、模試の頻度だけでなく「結果をどう授業に戻すか」まで確認してください。

模試の結果を翌週に活かす手順

模試は、受けること自体ではなく、結果の処理の仕方で価値が決まります。留学中に模試を受ける場合は、次の3手順を1セットにしてください。

  • 手順1:技能別に「落とした理由」を分類する。知らなかった(知識不足)のか、時間配分を誤ったのか、設問の読み違えか。理由が違えば、翌週の対策も変わります
  • 手順2:最も低い技能ではなく、「次のバンドまで一番近い技能」と「提出要件の下限に一番近い技能」の2つを優先する。前者はオーバーオールを動かしやすく、後者は要件未達のリスクを下げるためです
  • 手順3:翌週のコマ配分と課題に、手順2の結論を反映させる。模試の振り返り専用のコマ(Clinicと呼ばれる学校もあります)がある場合は、その場で講師と配分を決めてください

この手順を回せない学校では、模試の回数が多くても「現在地の確認」で終わってしまいます。逆に、回数が週1回でも結果処理の仕組みがある学校では、模試がそのまま上達の設計図になります。申込前の確認では、頻度と手順の両方を聞いてください。

申込前のチェックリスト

  • 提出先の要件(Academic/General、オーバーオールと技能別最低スコア)を確認した
  • 英国ビザが関係する場合は、IELTS for UKVIの要否を確認した
  • 模試またはレベルチェックで、4技能それぞれの現在地を測った
  • 受験予定日と、現地受験の申込締切を先に確認した
  • コンピューター形式かペーパー形式か、受験形式を決めた
  • 結果発表の目安日が、提出期限と帰国日に間に合うか確認した
  • 点数保証コースを検討する場合、入口スコア・出席条件・免除範囲を書面で確認した
  • ライティング添削の本数と返却サイクルを学校に確認した
  • 模試の結果を翌週の授業にどう反映するか、学校に確認した
  • 費用の内訳(受験料・教材費が含まれるか)を確認した

失敗しやすいポイント

  • AcademicとGeneral Trainingを取り違える
  • 一般英語コースで「ついでに」IELTS対策をしようとして、試験形式に沿った訓練が不足する
  • 自習で伸ばしやすいリスニング・リーディングに偏り、スピーキングとライティングを後回しにする
  • 目標バンドだけを先に決めて、現在のスコアを測らないまま期間を決める
  • 現地受験の日程を確認せず、満席や申込締切で受けられないまま帰国する
  • 技能別の最低スコア条件を見落とし、オーバーオールだけ満たして提出要件を満たせない
  • ライティングの添削を受けただけで満足し、指摘を直す「書き直し」をしない
  • スピーキングの回答を丸暗記し、本番の深掘り質問で対応できなくなる
  • 受験の直前になって受験形式を変え、模試と違う形式で本番に臨む

よくある質問

Q. IELTSを受けたことがなく、現在地が分かりません?

A. 多くの学校では入学時のレベルチェックや模試で現在地を測れます。まず測ることが計画の出発点で、現在地なしに期間やコースは決めないでください。

Q. 現地で受験する場合、申込はいつまでに必要ですか?

A. 会場と日程により異なり、人気の日程は早めに埋まります。留学日程が決まったら、受験候補日と申込締切を学校または会場の案内で早めに確認してください。

Q. ライティングだけが弱いのですが、対策はできますか?

A. マンツーマン授業でライティングにコマを寄せ、答案の添削を繰り返す設計が可能です。学校選びでは、添削の本数と返却までのサイクルを具体的に確認してください。

Q. 点数保証コースなら必ず目標に届きますか?

A. 保証は「条件を満たしても届かなかった場合に授業料免除で延長できる」という仕組みであり、スコアそのものの保証ではありません。入口スコアや出席率などの条件も含めて確認してください。

Q. スコアの有効期限が切れそうな場合はどうすべきですか?

A. 有効期限は一般に2年です。進学や申請の提出時期から逆算し、期限内に提出が完了する日程で受験してください。

Q. 英語初心者でもIELTSコースに入れますか?

A. 学校とコースによりますが、入口スコアの目安が設定されているコースでは、基礎が不足する状態で入っても教材の難度に追いつけず、効率が落ちます。一般コースで基礎を固めてからIELTSコースに移る配分を提案してくれる学校かどうかが、判断の目安になります。

Q. コンピューター形式とペーパー形式は、どちらが有利ですか?

A. 出題内容は同じで、有利・不利は解答方法への慣れで決まります。タイピングに慣れている人はコンピューター形式でライティングの語数管理がしやすく、手書きに慣れている人はペーパー形式が力を出しやすい傾向があります。受ける形式を早めに決め、その形式で模試を受けることが重要です。

Q. ワーキングホリデーにIELTSのスコアは必要ですか?

A. ワーキングホリデービザの申請自体にIELTSが必須かどうかは、国と制度によって異なります。一方で、現地での仕事探しや、ワーホリ後の進学・就労ビザへの切り替えでは、スコアが求められる場面があります。「ビザに必要か」ではなく「帰国後・現地での選択肢に必要か」で判断し、最新の要件は各国の公式案内で確認してください。

Q. 1技能だけ目標に届かなかった場合はどうなりますか?

A. 原則は再受験です。一部の国・会場では1技能だけを再受験できるOne Skill Retakeの仕組みがありますが、利用条件と、提出先がそのスコアを受け付けるかは場合によります。技能別の最低スコアがある提出先では、最初から「最も低い技能」を基準に対策の配分を決めておくことが、最も確実な備えです。

まとめ

IELTS対策の成否は、学校の知名度ではなく、専任講師・模試・添削という中身で決まります。留学生のミカタでは、目的(進学・ワーホリ・移住など)と目標バンド、期限をうかがったうえで、コースの中身を確認できる学校を提案しています。公式LINEからご相談ください。

この記事のまとめ

  • IELTS対策の成否は、学校の知名度ではなく、専任講師・模試・添削という中身で決まります。
  • 計画は、提出先の要件(モジュール・技能別最低スコア・期限)の確認と、現在地を測ることから始まります。
  • 点数保証コースは、条件を満たした場合の延長制度であり、スコアそのものの保証ではありません。
  • 留学生のミカタでは、目的(進学・ワーホリ・移住など)と目標バンド、期限をうかがったうえで、コースの中身を確認できる学校を提案しています。

(本記事の金額は公開情報をもとにした目安です。実際の費用・受験料は時期により変動します。試験制度・受験料・日程の最新情報は、IDP/ブリティッシュ・カウンシルの公式案内でご確認ください)

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